今大会、メダル最有力候補だった浅田は惜しくも6位入賞という結果に終わった。
ショートプログラム(SP)で16位と出遅れた浅田は、フリーで3位となる自己ベストの142・71点をマーク。巻き返しを図ったがメダルには届かなかった。
しかし、浅田真央のスケート人生の集大成とも言える改心の演技に世界各国から賞賛の声が集まっている。
また、演技後思わず涙する真央ちゃんに世界中の人々が感動したに違いない。

演技後思わず涙する真央ちゃん↑↑
中国の大手メディアでは、「金メダルを取れなくても私たちの女王」と題する記事を掲載し浅田を称えた。
反日感情の高い中国の大手メディアがメダルを獲れなかった選手に対して、ここまで書くのは極めて異例のこと。
今大会で新女王となった地元ロシア代表のアデリナ・ソトニコワ(17)も浅田のことを称えている。
ソトニコワは「彼女はとても強い人だと思う。よく練習する彼女は、私にとってはお手本となるスケーターでした」とコメント。
また、「真央は母親が亡くなったときも、母親のために演技をささげていた。私は真央と一緒にいることができて、うれしい。真央は本当に素晴らしい人間だと思う。心から尊敬している。」と浅田のスケートに対する姿勢、人間性を褒めちぎった。
浅田と永遠のライバルとされ、常に比較され続けた韓国代表で今大会惜しくも銀メダルとなったキムヨナも、浅田に対して、ねぎらいの言葉を贈っている。
キムヨナは「浅田は日本で、わたしは韓国で最も注目を浴びたフィギュア選手という共通点がある。その選手の心情を私も理解できると思う。浅田が泣きそうなときは、私もこみ上げてくる」と浅田を気遣った。
ジュニア時代から比較され続け、ともにこのソチを最後の五輪出場としている両者の関係については「私たちほど比較され続けた選手はほかにいないだろう」と特別な感情を抱いていることも吐露した。

真央ちゃんとキムヨナ、ライバルとして比較され続けた二人↑↑
もうオリンピックで真央ちゃんが観れなくなると思うと寂しい気持ちもあるが、世界各国から集まる賛辞の声を聞くと、彼女のスケート人生で残してきたものは計り知れないと、同じ日本人として誇らしく思えてくる。