【訃報のお知らせ】宇津井健さん病気で死去
俳優の宇津井健さんが今日、14日午後6時5分、慢性呼吸不全のため死去しました。
享年82歳。通夜、葬儀・告別式は身内と親族のみで行い、後日「お別れの会」を開く予定。
肺気腫を患い、入退院を繰り返していたという宇津井健さん。
「最近あの人見ないな〜。今何やってんだろう?」と思っていた矢先、まさか病気を患っていたとは知りませんでした。
山口百恵さんと共演したテレビドラマ「赤いシリーズ」や、橋田壽賀子脚本の「渡る世間は鬼ばかり」では、いずれも、お父さん役を演じ、今現在、日本の俳優で”お父さん役”をやらせたら、この人の右にでる人はいないんじゃないかっていうくらいの名演技で知られています。

渡る世間は鬼ばかり出演時の宇津井健さん↑↑
宇津井健さんは1953年に「思春の泉」で映画デビュー。数々の代表作があり、つい1,2年前までドラマにも出演していました。
宇津井健の今もこれからも語り継がれるであろうエピソード
・50年以上に及ぶ芸能生活において、仕事に遅刻したことや休んだことは1度もなかった。
・近所には飲食店も多く、外食するには便利な立地なのに朝食は毎日自分で作っていた。
・2006年長年連れ添った夫人が膵臓癌のため亡くなったが死去した当日も、宇津井さんは普段通りの態度でラジオやドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の仕事をこなした。この時、石井ふく子プロデューサーは「奥さんの死を口止めされていた。セリフもつかえることなく、変わらず仕事をする宇津井さんには本当にプロフェッショナルを感じた。頭が下がる思い」と語っている。
・芸歴50年以上犯人役を演じたことが一度も無い。

ごくせん出演時の宇津井健さん(今と変わらずお若いです)↑↑
子供の頃から知っている人の訃報のお知らせには、心が痛くなるばかりです。
宇津井健さん、今もこれからもあなたを上回る”お父さん役”は現れないと思います。
ご冥福をお祈りいたします。